車塗装における 鏡面仕上げの「磨き」とは?
当社のコーティングシステムのご紹介
オートテクニカルホワイトでは、 理想の磨き設備や最高のコーティング剤を使用した、独自の「コーティングシステム」を 採用しています。
これは、私が 過去のレース業界におけるマシンのエンジン設計/製作を担当してきた際の "厳しい精度追求の経験"を元に、磨き・コーティングの 新しい技術追求から生みだした「こだわり」のシステムです。
ぜひ、オートテクニカルホワイトにて、他には無い「美」の感動をご体験ください。
それでは、当社の「コーティングシステム」についてご紹介します。
基本的な考え
磨き・コーティングは、極めれば極めるほど奥が深いものです。
基本的には、
* 常にホコリ・チリの無い環境の中、
* 各塗装の種類・状態・部分に合った材料や器具を使い分け、
* 手間を惜しまず 誠意をもって作業することにより、
美しい結果が得られると考えております。
そして、ボディの美しい光沢は、コーティグ剤の種類による所もありますが、
その大部分が「磨きの仕上がり具合により決まる!」と言っても良いでしょう。
下地処理が悪いと いくら良いコーティング剤を使用しても、その性能は発揮されません。
当ショップでは、鏡面仕上げの「磨き」に こだわりを持ち、特殊な設備・道具を使い、
手間を惜しまず作業しております。
また、1台を数人で磨くのではなく、熟練した技術者が最初から最後まで1人で責任を持って
担当します。
仕上がりは、常に自己ベスト・コンディションを目指し続けています。
主な作業工程の流れ
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洗車
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鉄粉・ペイントミスト除去
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各部のマスキング(必要に応じ部品取外し)
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磨き(キズ除去処理)
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磨き(鏡面仕上げ)
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磨き(マスキングした塗装部の磨き処理)
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脱脂
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コーティング(1回目)
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乾燥
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コーティング(2回目)
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乾燥
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総仕上げ(各部の磨き&コーティング)
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・ドア内側塗装部
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・モール類
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・ナンバープレート
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・ランプレンズ類
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・メッキ部
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・ホイール、タイヤ等
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マスキング工程例
隅々までポリッシャで磨き上げるために、「ボディのプレスライン・エッジの鋭角部や ゴム・樹脂部」等を完全にマスキングします。
「磨き」において、マスキングはとても重要な作業です。 (マスキングが不十分だと、部分的に塗膜が薄くなったり、均一に仕上がらなかったりするからです。)
磨き工程例
マスキングが済んだら、目立つキズが有れば除去した後、隅々までポリッシャで磨き上げ、 鏡面状態に仕上げます。
* 磨く部分や塗装の種類・状態等により、「大・中・小」、「電動/エアー」のポリッシャを使い分けています。
* ポリッシャで全体を磨き上げた後は、エッジ部・プレスライン等のマスキングをはがし、まだ磨かれていない塗装部分を慎重に磨き上げます。
磨き(キズ除去処理)
深キズを対象に、バフと研磨剤(コンパウンド)を使用して除去していきます。
* 一般的に 深キズ除去の際、作業を早く終わらせるために細目・中目・粗目のコンパウンドやペーパー等が使用されるケースが多い様ですが、コンパウンドが粗いと、その「磨き目(磨きキズ)」を消すために、さらに塗膜を薄くする恐れがあります。
当社では、時間はかかりますが、深キズ除去の際にも、 超微粒子コンパウンドを使用することにより、 最大限の塗膜厚を保持できる様に施工しております。
磨き(鏡面仕上げ)
キズの除去が済んだら、鏡面仕上げ専用のバフとコンパウンドを使用し、 ポリッシャでボディ全体のツヤ出しを行います。
ここで厄介なのは、 自動車のメーカー/車種/グレード等により「塗装の質(硬さ・粘り等)」が異なるため、 その「塗装の質」に応じたバフやコンパウンドが必要になることです。 (実際に「塗装の質」に応じたバフやコンパウンドを使用しないと、 美しい鏡面には仕上がらないのです。これは、長年の経験から体得しております。)
「塗装の質」に応じたバフやコンパウンドが決まったら、全体の磨きに入ります。
磨きの最中、良いツヤが浮かび上がってくる瞬間を確認しながら、磨き上げていきます。 ここが、職人の腕の見せ所になります。
上質なツヤは、使用する 「コンパウンドとバフの関係」 をいかに操るかに かかっています。 クリーンな環境の中で、研磨剤の粒子が 熱を発生させずに役割りを終了する手前で、磨き上げなくてはなりません。 (役割りを終えた 固形化したコンパウンドで磨き続けると、かえって引きずりを起こし キズをつけてしまうからです。)
ここの経験こそが、磨きの奥深さになります。
当社では、手間はかかりますが、コンパウンドが固形化する前に 「毎回」 バフをクリーニングして、磨いています。
各部コーティング例
設備・道具について
* ホコリ・チリは禁物。作業ブース内はもちろん土足厳禁です。
* 作業中に出るチリ・ホコリ等は、各部ダクトより強力に吸塵し 常にクリーンな状態を保ちます。
* 塗装の肌を見る場合・塗装のキズを見る場合で 照明を使い分けしていますので、塗装肌の状態はもちろん、小さなキズも見逃しません。
* 温度/湿度の管理も重要です。空調の他に、必要に応じ遠赤外線乾燥機を使用します。
* 各面に応じた、大・中・小のポリッシャを使い分けます。これにより、狭い所、低い場所など、細部まで磨き上げています。
* 細部の処理にも、手間は惜しみません。
コーティング剤
オートテクニカルホワイトでは、長年の経験・データ分析により、 塗装(色・ソリッド・メタリック・パール系など)に最適な各種コーティング剤を用意しています。
おクルマの「塗装状態・保管環境・お手入れの仕方」等により、その特性に合ったコーティングを、 お客様とご相談の上 決めます。
当社で扱うコーティング剤の種類は、大きく2つに分類されます。
樹脂系(ポリマー系)
ガラス系(親水性・撥水性など、各種あり)
今、ほとんどのお客様がご指定くださいます「完全無機質ガラス系コーティング剤」が特にお勧めです。
その特性として、
新時代(最先端)のコーティング
完全無機質SiO2ガラスによる正真正銘(特許を有する)のガラスコーティング剤を使用しております。 今までのガラス系コーティングをはるかに超えた「透明感」のある氷のような 艶と・耐久性・硬度・メンテナンス性の全てを兼ね備える 理想のコーティング剤です。
一口にガラス系コーティングと言っても、その特性は様々です。 当社が採用するコーティング剤は、今までのコーティング経験を元に、 私自身のクルマで試し・研究した結果から 自信を持ってお勧めするものです。 きっとご満足頂けるものと確信しております。
高硬度
単体硬度/7H
高耐久性
完全無機質のため、酸化や紫外線による劣化とは無縁です。
さらに 2(ダブル)コートすることにより、驚くほどの耐久性を実現しています。
また、UV(紫外線)カット機能により、塗装ヤケを防ぎます。
高メンテナンス性
親水性の高い性質を持っていますので、少量の水なら流れるように、雨などの大量な水玉には滑るように落ちていく特徴を持っています。水玉を作らないので、雨染みやウォータスポットがつきにくく、都市型の汚れや虫の死骸、鳥糞を水洗いで落とせます。
高耐久性により クリスタルガラスの輝きが長期に渡り持続しますので、WAX掛け不要になり水洗いでいつもピカピカのお車になります。洗車も容易です!